先日お客様よりご相談頂きました。
「大黒屋さんはまち針使いますか?」
「いえ、当店ではまち針は使いません。裾ほどけ程度の修理の場合でもまち針を使う事はありません」
「当店は針やマジック、ボールペン、ヘヤピン、ライター等は数を管理した上で作業しております」
「実は大黒屋さんこれ見てください」
と、まち針を見せられました。
「このまち針、どこから出てきたか分かります」
「主人のズボンの股部分からですよ」
何年も着用されていて、何回もクリーニングされていたようです。
されていたというのはほとんどはご主人の会社から出されていたようです。
今回たまたまお仕舞いクリーニングで当店に出そうとして、ズボンを丸めたところ
手に「チク」としたので調べられたようです。
クロッチ(股部分)内側の別布を貼られている内側に入っていたようです。
今まで何もなく良かったのは良かったのですが、もし何かあったらと思うと
「ドキッ」として今でも背筋が寒くなります。
では今回のような針が混入する事例は無いのかといいますと
当店でも数回確認しました。
オーダースーツのジャケットで異物感があったので探っていると
「痛」・・・
まち針なので抜けません。
また中に入って分からなくなっても困ります。
とりあえず、
テープで止めてお客様の所へお聞きしに行きました。
お店に取ってもらわれたようです。
またサイズ直しから帰ってきた「ジャケット」
修理屋さんに持って行かれました。
アパレルさんは針に細心の注意をされていると思います。
中には金属探知機を置かれていて、出荷時には確認されている所もあると
聞いています。
お客様にどのようにご注意をお願いするか難しいです。
当店でもポケット掃除中に針や爪楊枝等「痛」と思う事もあります。
ポテット内はご注意頂けると思います。
貴重品が入っている場合も多いと思います。
ポケット掃除はさせて頂きます。
入っていた物は全てお返し致します。
今一度出せれる前にはポケット内のご確認をお願い致します。
何かお気づきの事がありましたら
安心、安全、コミュニケーション、クリーニングを目指している当店にご相談ください。
よろしくお願い致します。
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